いくらで売れた?
◆一枚いくら?
50,000
~9,000,000円
※日本貨幣カタログより 手数料込価格
※江戸座、京座、駿河座、古鋳含む
鑑定書付き小判
買取価格 450,000円
小判は本物で貴重なものが高くなります。偽物もあるため、鑑定してみて疑いをもたれると買取価格が上がらなくなるのです。
天皇陛下 慶事小判
買取価格 16,000円
小判にも種類があります。慶事用や復刻版は江戸時代の小判とは価値が違います。鑑定してみて価格がわかります。
小判・レプリカ
買取価格 463円
おもちゃ、ガチャガチャ、レプリカ品は古銭専門買取会社では売れません。リサイクルショップや買取会社に持ち込んで価格を聞いてみましょう。
画像 落札
慶長小判金
慶長小判金データ表 | |
---|---|
鋳造期間 | 慶長6年~元禄8年 1601年~1695年 |
品位 | 金857 銀143 |
金純度 | k20相当 |
大きさ | 約710×380mm |
重さ | 17.73g |
鋳造量 | 14,727,055 |
特徴 | 光次の書体が他と違う |
[catarog]
慶長小判金は、今で言うと1万円から10万円の価値になるでしょう。もちろんすべての小判がこの価格ではないのです。中古車や古着、古本のようにそれぞれ価値が違います。そのうちの一つが品質です。
◆品質・グレード
- 完全未使用
- 未使用
- 極美品
- 美品
- 並品
※上のランクほど価値が高い
もし未使用の小判が見つかれば超プレミア価格になるでしょう。しかし、現存する古いお金はほとんどが使用済みのものです。それでも美品や極美品で100万円以上の鑑定額が出ることもあります。
慶長小判金 逆打 美品
日本貨幣商協同組合鑑定書付
3,000,000円
極美品 前期 細目打
900,000円
慶長小判金は江戸時代の最初の小判です。江戸以前に小判型の金貨が製造されていたという記録もあります。むしろ、徳川政権が既存の貨幣制度を取り入れたのです。その後改鋳を行ったので、時代によって大きさや価値・鋳造量も違います。小判としては最も大きく、価値も高いものです。
徳川家康が金座を設立して、金貨の発行をするようになりました。刻印から製造場所が分かります。金座は江戸のほか、佐渡、京都、駿河にもありました。
この時代には銀座、銭座もありました。士農工商の身分制度があったころで、身分で使用した貨幣が違ったのです。上級武士や商人は大判や小判を使用していました。一般庶民は渡来銭やびた銭、米、布などで交換をしていたと言われています。
[chudan]
元禄小判金
◆一枚いくら?
10,000
~6,000,000円
元禄小判金データ表 | |
---|---|
鋳造期間 | 元禄8年~宝永7年 1695年~1710年 |
品位 | 金564 銀436 |
金純度 | k12相当 |
大きさ | 約710×380mm |
重さ | 17.81g |
鋳造量 | 13,936,220 |
特徴 | 裏の元字刻印に長元短元 |
元禄小判金1枚(1両)は今でいうと約5~10万円とされています。オークションや販売価格はもっと高い値段です。なんでも鑑定団でおなじみの銀座コイン。そのオークション結果です。
(舟) 長元
日本貨幣商協同組合鑑定書付
美品 ¥1,000,000
(八吉) 短元
鑑定証付
極美品 ¥1,250,000
(新村) 長元
鑑定書付
美品¥1,650,000
古銭は換金先が限られます。元は金と言っても貴金属店や宝石店では断られるでしょう。小判は金と銀の合金です。価値も決まっていないため、銀行両替もできないでしょう。
換金したいならコインディーラーか買取業者です。個人売買では手続きや発送など手間もかかります。おすすめは買取です。理由は手数料や鑑定料が無料なことです。
一分銀や一朱銀は買取価格も低いと言います。ただ小判は鑑定士もびっくりするほど高い値段がつきます。古銭は種類や人気しだいなのです。現金化できないところでは、鑑定額も0円です。プレミア価格の金貨なので高く売れる所を探しましょう。
美品とは高品質を意味しています。同じ時代の小判でも、製造場所や重量が違います。金座と呼ばれる場所で作られました。この頃は小判の品位が悪くなりましたが高額で落札されました。
元禄小判金は楕円形をしています。茣蓙目(ござめ)という文様があり、黄金色が人々を魅了します。上と下に「五三桐」、中央に「壹两」「光次(花押)」が刻まれています。現存するものは欠けがあり、刻印がはっきりしないものもあります。
元禄8(1695)年、幕府は貨幣改鋳を行いました。貨幣の品位を落として質を下げたのです。金の含有率も下がって、銀とほぼ同じくらいになりました。この小判はその時代にできたものです。質が悪いことから人気や価値が低いとされています。
貨幣改鋳には次のような原因があると推測されます。①財政悪化②素材の不足③貨幣需要の増大。見た目は以前の慶長時代とほぼ同じで大きさも同じくらいです。しかしお金としては質が悪く、信用低下を招いたとされます。
[kaitori]
正徳小判金
◆一枚いくら?
30,000
~4,000,000円(偶然大吉込)
正徳小判金データ表 | |
---|---|
鋳造期間 | 正徳4年5月~8月 1714年 |
品位 | 金857 銀143 |
金純度 | k20相当 |
大きさ | 約700×380mm |
重さ | 17.72g |
鋳造量 | 213,500 |
特徴 | 慶長に似る 光次の書体違う |
小判1枚は1両です。今の価格で言うと1万円から10万円と言われています。しかし、小判の実勢価格は100万円以上です。正徳小判金は製造数が少ないものです。オークションやネット通販でも見つけにくいものなのです。他の江戸時代の小判と比較しても同等に値段が付きます。
◆正徳小判金価格
2,000,000~4,000,000円
※日本貨幣カタログ2017より
七福小判の一つ、偶然大吉ならさらに高い値段が付きます。グレードしだいで価格も変わります。鑑賞用として模造品(レプリカ)が作られることもあります。本物ではないものの、当時に作られたものなら価値があるとされています。おもちゃやガチャガチャなら1,000円から10,000円ほどの値段です。
正徳小判金は他の時代の金貨と比較しても高額です。鑑定士が驚くような査定額になるでしょう。銀行では鑑定はできません。両替できるものは価値の決まっているものです。換金したいならコイン商や買い取り店を探しましょう。
金貨、銀貨は鑑定しだいです。しかし有名なディーラーは手数料を多くとります。自分のコレクションに鑑定書を付けたいなら、コイン商に行きましょう。処分して現金化するだけなら手数料無料がおすすめです。
正徳小判金とは武蔵小判と言われることがあります。のちの時代の享保小判と同じとすることもあり、それとは違って享保小判と同じと分類することもあります。
表面には茣蓙目(ござめ)が刻印され、上下に桐の文様があります。下部に刻印された光次の文字が離れています。これにより他の時代とは区別されるのです。
正徳の改鋳で金銀の流通量は減少しました。幕府は御触書を出し、貨幣の品位を上げることを宣言したのです。以前の貨幣の質が悪く、金の含有率も低かったためと言われています。
[kaitorisell]
宝永小判金
◆一枚いくら?
20,000
~4,500,000円(偶然大吉込)
宝永小判金データ表 | |
---|---|
鋳造期間 | 宝永7年~正徳4年 1710年~1714年 |
品位 | 金834 銀166 |
金純度 | k20相当 |
大きさ | 約590×320mm |
重さ | 9.34g |
鋳造量 | 11,515,500 |
特徴 | 裏面に乾の刻印 |
小判は1枚1両です。1両の今の価値は1万円から10万円と言われています。実際には宝永小判金はもっと高い値段になります。物価やお金の価値だけでは比較できません。江戸時代には増歩というプレミアムを付けました。今は現存数も減っているので、昔の金銀にも独特の価値が付くのです。
しかし、反対に価値が下がるものもあります。人気のないもの、傷や欠けの激しいもの、現存数が多いものなどがあります。
宝永小判金 坂当 乾字
日本貨幣商協同組合鑑定書付
極美品 ¥700,000
宝永小判金は価値が高いものです。しかし銀行では両替できません。額面が決まっていないためです。買取業者やコイン商で換金できます。たいへん値段が高いものなので、買取価格も期待できます。
江戸時代の古銭は高い値段が付きます。一千万円で落札されたものもありました。品質や鑑定書、希少性などで高額査定になります。宝永時代の古銭は質が悪いと言われていて、多少価格が落ちるかもしれません。
買取の場合だと、鑑定料無料がほとんどです。JNDA加盟店は専門も限られて、鑑定料を高くとります。鑑定証はいらないで、ただ売るだけなら買取店がおすすめです。今では出張鑑定や宅配買取もあります。
宝永小判金とは徳川時代の3番目に作られたお金です。作りなおされて大きさも一回り小さくなりました。昔のお金は機械で大量生産しないので、一枚一枚大きさや重さが違います。
元禄時代から宝永時代になり、貨幣も作りかえ(改鋳)されました。金の割合を少なくしたのです。お金としては質が下がりますが、たくさん作ることができます。金の純度が大きく下がったことで、信用や品質が落ちました。今の18金よりも純度が低いのです。
小判は当時、庶民ではなく武士や商人が使いました。物を買ったり取引する時に使うので、すりきれたり欠けが出るのです。お金を作り変える必要が出てきます。銀貨、銅貨も同じように改鋳されて作り直しになったのです。特に小判は改鋳の度に小さくなり、幕末頃では半分以下のサイズになりました。