紙の原価は数十円。これが数万倍、数百万倍になるのです。骨董として価値が出ると買取価格は跳ね上がります。旧札は鑑定で価値がはっきりします。買取先選びで買取価格が段違いになります。
古い紙幣の種類・価値
■古紙幣種類一例
- 古い日本銀行券
- 藩札・県札
- 兌換券
- 政府札
- 軍票
- 明治通宝
- 旧日本銀行券
- 朝鮮紙幣
- 中国紙幣
- ほか外国紙幣
年月 | 現代換算1円価値 |
---|---|
明治34年 | 1,513円 |
昭和2年 | 646円 |
昭和20年 | 202円 |
昭和21年(終戦) | 43円 |
昭和22年 | 14円 |
昭和23年 | 5円 |
※企業物価指数より換算
おしえて日銀より
円の価値は昔と今では違う。昔の1円は現代換算なら高くなるのだ。古紙幣は骨董としても価値が出てくる。鑑定してみると価値の高さに驚くだろう。
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特に価値の高い古紙幣
明治通宝 4,000~1,000,000円 10銭、20銭、半円、1円、2円、5円、10円、50円、100円 100円札、50円札は取引例がない(売りに出されれば高額)。日本で2番目の政府紙幣。ドイツで製造したためゲルマン札とも言われる。 |
兌換銀行券 100~5,000,000円 1円、5円、10円、100円 一部取引例がない(希少価値が高い)。日本で最初の法定通貨。他の資産と交換できない(不換紙幣) |
古いお札の価値は意外なことで上がる。著名人のサインや直筆の手紙。地方で使われていた藩札、県札。ミスプリントのエラー紙幣などもある。お金ではなくとも、色紙や印紙などでも高額査定もある。
現行日本銀行券は古札か?
お札は、法律で無制限の強制通用力があることが定められています。法律上の特別な措置がとられない限り、この通用力を失うことはありません。既に発行が停止されたお札のうち、次の18種類のお札は、現在も使えます。
旧壱(いち)円券(大黒天:明治18(1885)年発行)
改造壱円券(武内宿禰:明治22(1889)年発行)
い壱円券(武内宿禰:昭和18(1943)年発行)
A壱円券(二宮尊徳:昭和21(1946)年発行)
A五円券(彩紋模様:昭和21(1946)年発行)
A拾(じゅう)円券(国会議事堂:昭和21(1946)年発行)
A百円券(聖徳太子:昭和21(1946)年発行)
B五拾円券(高橋是清:昭和26(1951)年発行)
B百円券(板垣退助:昭和28(1953)年発行)
B五百円券(岩倉具視:昭和26(1951)年発行)
B千円券(聖徳太子:昭和25(1950)年発行)
C五百円券(岩倉具視:昭和44(1969)年発行)
C千円券(伊藤博文:昭和38(1963)年発行)
C五千円券(聖徳太子:昭和32(1957)年発行)
C一万円券(聖徳太子:昭和33(1958)年発行)
D千円券(夏目漱石:昭和59(1984)年発行)
D五千円券(新渡戸稲造:昭和59(1984)年発行)
D一万円券(福沢諭吉:昭和59(1984)年発行)
なお、平成12(2000)年に発行されたD二千円券は、現在も発行されていますので、使えます。
国立印刷局より
現在の日本銀行券はそのまま使えて、両替や交換もできる。でも今と同じデザインのものでも一部は古紙幣。額面で使ったり両替するよりは買取するとお得だね。下一桁のみ、ぞろ目などで価値が数倍になる!
1、旧紙幣は使えますか?
旧の紙幣、つまり板垣退助の 100円札、岩倉具視の500円札(これは2種類あります。)、伊藤博文の千円札、 聖徳太子の五千円と一万円札、これらは皆まだ使える現行紙幣です。戦後発行された紙幣は ほとんどが現行紙幣で使うことができますが、5銭や10銭、50銭などの1円以下の紙幣は 昭和28年に施行された「少額貨幣の整理に関する法律」によって廃止されました。
逆に明治時代や大正時代の紙幣でも、現在でも廃止されずに通用価値を持っているものも あります。明治18年に発行された一般に「大黒1円」と呼ばれている紙幣や、大正5年に 発行された「アラビア数字1円」などは現行の紙幣です。もっとも大黒1円紙幣は折り目の ついた「美品」の状態でも貨幣カタログで8万円の評価がついていますから、まさか 1円で使う人はいないのですが。
JNDA Q&Aより
古いお札は実際のお店では使えないと考えましょう。換金できなければ、0円の紙切れです。100円でも買取できれば得したことになります。
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買取価格に相場なし?
古紙幣は現在の価値が決まっていません。買取相場は需給や市場が影響しています。TVの「なんでも鑑定団」では高い値段が付くこともありますが、高額査定ばかりではないのです。買取価格を上げるには工夫も必要です。
古いお札の買取価格は鑑定士が決めるでしょ?価値が高いから1億円と言える。買取価格が低いものにも理由があるのかな?
我々収集家がいるから、業者が法外な値段を付けても売れないよ。買取相場はある。古銭や古札も1,000円や10,000円のものもあるよ。特に価値が高いものが10万円や100万円になる。珍しいからオークションでもなかなか見かけない。
買取価格がどこでも同じなら、買取店でもいいわけね。出張鑑定が便利だし、手数料無料ならその分だけお得になる。
買取相場は下がったりする。ただ中国バブルや資産家が買えば別だね。古銭や古紙幣のコレクターは減ってきて、骨董価値が下がってきているんだ。株や金じゃないから値上がりを期待するのは難しいな。
古いお札買取どこがいい
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◆古銭商・美術商
得意分野がある 古銭、古札には詳しい 持ち込みが必要 別途手数料がかかることも 日本全国は対応しない 鑑定理由により買取価格が高いとは限らない
◆リサイクルショップ
買取対応品が多い 買取価格はやや低い 近くの店になければ店探しが必要
◆フリーマーケット
メルカリ、イーベイ、Amazonなど アカウント登録や出品、発送作業が必要 有料会員登録や出品手数料も必要 落札価格がいくらになるか分からない セット販売や価格設定など自由度はある
◆買取店
手数料無料が多い 出張鑑定、郵送買取可能 骨董全般買取可能 大量処分できる
買取先でどこがいいか迷ったらインターネット探しです。全国(一部のぞく)していればお店探しはいりません。断捨離や自宅整理におすすめは買取業者です。数が多くなっても手数料は増えません。
バイセル、買取プレミアムは即日からでも鑑定予約ができて手数料無料です。古紙幣高く売るにはネット買取です。
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[sitakanren]
コメント
中高年の方が持ち込まれるのは、ほとんど昭和の古いお札ですね。戦前と戦後では紙幣が違って、鑑定額も大きく違います。お蔵や倉庫、タンス預金を骨董店、古銭商に持ち込んでも嫌がられたりするだけですよ。アンティークではなくて、現行のお金ですから。
そのまま現在でも使えるお札は銀行でも両替できます。ATMでも使えたりすることもありますね。自動販売機は種類によります。明治、大正ごろの古いお金なら、そのまま使用できませんし銀行でも換金できません。額面が1円、10円ですけど1000倍、10000倍の売値になることもあるのです。希少で所持者が少ないですが
古いお札は売れるところなら売れるよ。価値なんて相手が決めるし、売れないところはダメ。今はネット利用が増えてるし、売れるところもネットで探せばすごく便利でかんたんに終わる。