◆一枚いくら?
40,000
~5,500,000円
※日本貨幣カタログより 手数料込価格
皇朝十二文銭
熟練の鑑定士、古銭研究者でも意見が分かれるのが皇朝銭です。古いものですから風化が激しいのですが、歴史的価値があります。
見た目は悪いね。ボロボロだし、遺跡から発掘されたままに見える。これで100万円は高いと思うわ。
皇朝銭一枚の重さはや大きさは一定ではありません。中には6g、7gのものもあります。保存状態によって価格差が激しいものです。書体や径も異なり、「小字」「中字」などと区別されます。現存数が多いもの、少ないものがありますが、価格は人気に左右されます。
和同開珎
和同開珎わどうかいちん表 | |
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買取価格 5,000円~10万円 | |
鋳造年 | AD708年(和銅元年) |
素材 | 和銅(自然銅) 銀 |
大きさ | 約24.9mm |
重さ | 3.4g |
参考価格相場 | 80~550万円(古和同)18~250万円(新和同) |
特徴 | 銭文(和同開珎)裏無紋 |
萬年通宝
萬年通宝(まんねんつうほう)表 | |
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鋳造年 | AD760年(天平宝字4年) |
素材 | 青銅 |
大きさ | 直系24~25mm |
重さ | 3~4g |
参考価格相場 | 8~35万円 |
特徴 | 銭文(萬年通寳)裏無紋 |
神功開宝
神功開宝(じんぐうかいほう)表 | |
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鋳造年 | AD765年(天平神護元年) |
素材 | 青銅 |
大きさ | 直系24~25mm |
重さ | 3~4g |
参考価格相場 | 5~100万円 |
特徴 | 銭文(神功開寳)裏無紋 |
隆平永宝
隆平永宝(りゅうへいえいほう)表 | |
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鋳造年 | AD796年(延暦15年) |
素材 | 青銅 |
大きさ | 直系24~25mm |
重さ | 約3g |
参考価格相場 | 8~28万円 |
特徴 | 銭文(隆平永寳)裏無紋 |
富寿神宝
富寿神宝(ふじゅしんぽう)表 | |
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鋳造年 | AD818年(弘仁9年) |
素材 | 青銅 |
大きさ | 直系約23mm |
重さ | 約3g |
参考価格相場 | 7~200万円 |
特徴 | 銭文(富壽神寳)裏無紋 |
承和昌宝
承和昌宝(じょうわしょうほう)表 | |
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鋳造年 | AD835年(承和2年) |
素材 | 青銅 |
大きさ | 直系約21mm |
重さ | 約2.5g |
参考価格相場 | 12~120万円 |
特徴 | 銭文(承和昌寳)裏無紋 現存数やや多い 銭径小さい |
長年大宝
長年大宝(ちょうねんたいほう)表 | |
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鋳造年 | AD848年(嘉祥元年) |
素材 | 銅 |
大きさ | 直系約20mm |
重さ | 約2.5g |
参考価格相場 | 18~120万円 |
特徴 | 銭文(長年大寳)裏無紋 現存数やや多い 銭径小さい |
饒益神宝
饒益神宝(じょうえきしんぽう)表 | |
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鋳造年 | AD859年(貞観元年) |
素材 | 銅 |
大きさ | 直系約20mm |
重さ | 約2g |
参考価格相場 | 180~400万円 |
特徴 | 銭文(饒益神寳)裏無紋 現存数少ない 銭径小さい |
貞観永宝
貞観永宝(じょうがんえいほう)表 | |
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鋳造年 | AD870年(貞観12年) |
素材 | 銅 |
大きさ | 直系約19mm |
重さ | 約2g |
参考価格相場 | 12~25万円 |
特徴 | 銭文(貞觀永寳)裏無紋 現存数多い 銭径小さい |
寛平大宝
寛平大宝(かんぴょうたいほう)表 | |
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鋳造年 | AD890年(寛平2年) |
素材 | 銅 |
大きさ | 直系約19mm |
重さ | 約2.5g |
参考価格相場 | 7~70万円 |
特徴 | 銭文(寛平大寳)裏無紋 現存数やや多い 銭径小さい |
延喜通宝
延喜通宝(えんぎつうほう)表 | |
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鋳造年 | AD907年(延喜7年) |
素材 | 銅 |
大きさ | 直系約19mm |
重さ | 約2g |
参考価格相場 | 4~30万円 |
特徴 | 銭文(延喜通寳)裏無紋 現存数多い 銭径小さい |
延喜通宝
延喜通宝(えんぎつうほう)表 | |
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鋳造年 | AD907年(延喜7年) |
素材 | 銅・鉛 |
大きさ | 直系約19mm |
重さ | 約2g |
参考価格相場 | 4~30万円 |
特徴 | 銭文(延喜通寳)裏無紋 現存数多い 銭径小さい 貨幣の質が特に悪い |
乹元大宝
乹元大宝(けんげんたいほう)表 | |
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鋳造年 | AD958年(天徳2年) |
素材 | 銅・鉛 |
大きさ | 直系約19mm |
重さ | 約2.5g |
参考価格相場 | 35~400万円 |
特徴 | 銭文(乹元大寳)裏無紋 現存数少ない 銭径小さい 朝廷の最後の貨幣 |
画像提供 紅林コイン アイコインズ・楽天支店
[catarog]
[chudan]
価値は今いくら?皇朝銭
※落札価格例です
およそ200万円!?オークション価格だから、すごい競りだったと思う!
競売でも10万円、1万円の価格もある。価値が高いものは値段も上がるだろう。私は1万円以下でコレクションしている。金貨や銀貨と比較すると、地味で玄人向きだな。平安時代好きなら収集価値も高くなるだろう。
・銅の価格
1kg=約500円(2016年)
皇朝銭1枚 約0.02kg
すべて銅とすると⇒10円
・延喜通宝
縁少カケ
上品 ¥20,000
・神功開宝 縮力
佳品 ¥350,000
・乹元大宝 接郭
佳品 ¥1,500,000
・饒益神宝 左神
組合鑑定書付
上品 ¥1,950,000
皇朝十二銭とは
1.平安時代平安京
京都府京都市周辺
2.奈良時代平城京
奈良県奈良市大和郡山市周辺
3.飛鳥時代飛鳥
奈良県高市郡明日香村周辺
皇朝十二銭とは飛鳥時代から奈良時代、平安時代のお金です。貨幣として正式に通用していました。西暦708年から西暦958年の間に、幾度も改鋳されました。改鋳と旧貨幣を廃止し、新貨幣を発行することです。買取価格が変わるのはお金の質の違いもあります。
■貨幣を作り直した理由
- 公定価値を高める
- 改鋳差益を得る
- 粗悪な貨幣の作り直し
皇朝銭には穴が空いています。これは「孔」と呼び、渡来銭との差別化や偽造防止や資源の節約が目的とされています。当時では銅でも貴重な資源でした。鉄や金、銀も不足しているか、産出されていなかった時代なのです。
何度も貨幣を作り直し、そのたびに貨幣の質が低下しました。乹元大宝を最後に、政府は銭を発行しなくなりました。渡来銭や米、絹などで取引をするようになったとされています。
価格比較 昔いくらだった?
皇朝銭1枚=1文
穀1升 銭1文
布1常 銭5文
米1升=約5~30文
皇朝銭1枚=米0.05~0.3kg相当
鮭1隻=約20文
皇朝銭1枚=鮭0.2隻相当
酒1升=約1文
皇朝銭1枚=酒1升相当
[anazeni]